良い陰口をすると良いことがあるという話。
どうも、HITOです。
居合道場を盛り上げるため、日々勉強しています。
「陰口」は、人に好かれるための最強テクニックだと実感。
その理由を説明します。
※ ここでは「陰口」と言っても、悪いことを言うのではなく、良い陰口を言うということです。
今日読んでいたのは、この本です。
人が嬉しい時はどんな時?
自分を「嬉しい気持ち」にしてくれる人のことって、なかなか嫌いになれないですよね。例えば、仮に自分が好きな人からではなかったとしても、他人から「好きだ」と言われたら純粋に嬉しいですよね。これは、なぜか?
簡単にいうと、「承認欲求」が満たされるから。人間は、根源的に、誰かに承認されたい欲があり、それを満たされた時に嬉しさを感じます。
僕は、つい最近アメリカに行った時に、たまたま気の合う友達ができたので一緒に飲んでいました。すると、「俺は、お前の考え方が好きだ、お前は面白いやつだ」って直接言われたんですよ。その時はめちゃくちゃ嬉しかったことを覚えてる。
だって、日本ではあまり人のことを直接褒めないじゃないですか、しかも、たまたま行ったアメリカで、ほとんど初めて会った人から言われた。なので僕の中でその出来事のインパクトは半端ないものでした。
でも、なぜ嬉しかったのか?
その時、僕が思ったのは「誰かに認められるってこういうことなのか。」ってことです。自分の送ってきた人生が、肯定された瞬間というか、つまり、強く承認された気持ちになった。ということです。
※ 言っておきますが、世界に一人でも、自分のどこかを認めて、好きになってくれる人を見つけることができたら、それは、あなたにとって堪らなく嬉しいことになりますよ。ごめんなさい、この感覚が分かる人って、そんなに多くは居ないんじゃないかと思います。
それは良いとして、
言いたいことは、人を肯定して承認欲求を満たすということは、それくらい人を嬉しくさせる力があるってことです。
以下、嬉しいと感じる瞬間を10,000人からアンケートを取った時のランキングに、なぜ嬉しいのか追加で書きました。
(参考:みんなが感じる幸せ、苛立ちはどんなこと? 1位は男女によって違う……?|株式会社ディーアンドエムのプレスリリース)
〈嬉しい・幸せと感じることランキングTOP5 ~男性編~〉
1位 仕事で評価されたとき →仕事力の承認
2位 仕事でお客様に感謝されたとき →存在価値の承認
3位 成長出来ていると感じたとき →実力の承認
4位 料理がおいしくできたとき →料理力の承認
5位 容姿や服装など外見をほめられるとき →容姿の承認
〈嬉しい・幸せと感じることランキングTOP5 ~女性編~〉
1位 料理がおいしくできたとき →料理力の承認
2位 容姿や服装など外見をほめられるとき →容姿の承認
3位 好きな服を着るとき →自分の見た目が良くなる→容姿の承認
4位 成長出来ていると感じたとき →実力の承認
5位 仕事で評価されたとき →仕事力の承認
要は、「承認欲求」が全て。
ここで、承認が「キーワード」だということは分かりました。しかし、承認のやり方で効果が変わってきます。
例えば、飲み会の席で酔った状態で「好きです」って言われるのと、シラフで公園に呼び出されて「好きです」って言われるの、どっちが嬉しいですか?
もしかしたら、その日のうちにワンチャンある可能性が高いことを考慮すると、飲み会の席の方に軍配が上がるかもしれませんが、承認度だけを考えると、純粋に後者の方が嬉しいですよね。その理由は、滅多にないシチュエーションであり本気度が伝わりやすいからだと思います。
そこで、今回の僕の気づきは「どうやって相手を承認するのが良いのか?」ということ。
じゅんごさん、鴨頭嘉人さんの情報が僕の中で繋がったので、その説明をします。
鴨頭嘉人のYouTube動画
「陰口の天才が、マクドナルドの業績を伸ばしまくった話」を例として、承認欲求の見たし方のテクニックを説明します。
見出しにある鴨頭嘉人とは、簡単に言うと、元マクドナルド社員で、人事関連の仕事で超業績を残した良いことを言う人です。つまり、人を扱うという事に関してのプロフェッショナル。
この動画では、マクドナルド時代に彼の上司であったイチノベさんという人について話しています。イチノベさんは、当時日本マクドナルドで200人いるスーパーバイザーのトップであり、この人が担当するエリアはどこでも必ずトップの業績が出るという恐ろしい実力者らしいです。
何をやってたかと言うと、担当エリアにある各店舗の店長さんの良いところ見つけて、それを、別の店舗の店長さんに自慢する。ということをしていた。つまり、良い陰口を言いまくっていたということ。
詳細が気になった方は、以下の動画をチェックして下さい。
そんなことで、業績は変わらないと思うかもしれませんが、
もし、自分が良いことをした次の日に、隣町の人がその噂を知っていて、あなたを褒めてくれたらどう思いますか?とてつもなく嬉しくないですか?
次はもっと良いことをしてやろうって気になりませんか?
僕は、簡単に書くと、
嬉しさ = 承認の質 × 承認をくれた人数
で表すことができると思っています。
これを基に、良い陰口の原理を説明します。
認証の質が全員同じだった場合、直接言われる場合は、承認をくれた人数は一人です。一方、他人から自然に伝わる時、一人から言われたとしても、不特定多数に承認をしてもらった気になりませんか?もしくは、多数の人から直接言われる可能性も高いですよね。
というのは、自分の知らないところで噂されているということは、大勢に伝わって、巡り巡ってという可能性が高いです。こう考えると、自然と大勢から承認を受けた気分になるのだと思います。
これを応用すると、関係のない人に言われれば言われるだけ、この戦法は効果があるでしょうね。例えば、父に良いことをして、母に褒められるのは嬉しいけど、父に良いことをして、友達のお母さんに褒められるとどうでしょう?驚きもありますが、より誇らしい気持ちになると思います。
ということで、知らないところで良い噂が回っている状態にすれば、承認された人間の嬉しさは何倍にもなりそうです。
この原理を自然に実践できているなと思ったのが、以下に紹介する本です。
「週刊じゅんごvol.5: ファンの作り方、ファンを作るSNS運用」
僕がこの本を読んだ時、本自体がラブレターになっていると思いました。
なぜそう思ったかと言うと、この本の中で、実際にじゅんごさんがフォローしている友人を名指しで褒めてるシーンがたくさん出てくるからです。
例えば、「〇〇さんのツイートは、思いやりがあってとても勉強になる。皆さんも絶対見たほうがいい。」といった感じの文面が色々なところに配置されているんです。
まるで、彼らに対して本を使って感謝を述べているような印象でした。
自分の友人に、本の中でこんなことを書かれたらどうですか?本は大勢の人が読む可能性があります、日本中で良い噂を広められているのと同じですから、褒められた側は、最高に嬉しいことだと思います。こういうことを自然とできる人の周りには、ファンがたくさん集まってくるんだろうなと思いました。
この本の本文には、陰褒めのテクニックは書かれていませんが、「良い陰口」という視点で読んでみると、とても勉強になる本だなと思いました。
書評
本のいいポイントまとめ
- 口語でとても読みやすい。
- 男女関係の例えが面白い。共感を得やすい文章になるように考えられていることがよく分かり、ここだけでも勉強になる。
- 深い関係を作ることを勧めた本なので、情報社会の未来について考えさせられる。
- 地道な努力が結局身を結ぶということを教えてくれる。
- ツイート方法などのテクニックも書いてある。
- 要は、思いやり。ということがよくわかる。
これは、ファン作りのテクニックとか、小手先の技だけではなく、ファン作りの核心を教えてくれる本です。
まず前提として、SNS、ブログ、youtubeで成功する条件は、見ている、読んでいる人をどれだけ飽きさせないかということが最も大切です。一瞬でもワクワクがなくなってしまうと、人は離れていってしまう。面白いyoutuberの動画を見ると、マジックを見ているみたいに、常に自分がワクワクしているのが分かると思う。逆にワクワクがなければ、人は見ないし、ましてやファンになんて作れません。
つまり、「どれだけ人の気持ちを考えて情報発信をできるか。」がファン作りには重要。これは、間違いなく、情報発信で成功するための本質の一つです。
この本を読むとそれを実感できます。
以上です。
ちなみに、この本はkindle unlimitedで読むことができるので、めっちゃお得でした。kindle unlimitedでは、「Unlimitedマーク付きの本」を月980円で無制限にダウンロードできます。本一冊分の値段です。